顎関節症になった時にやってほしいこと
顎関節症になったあなたはこのような状態ではないでしょうか?
- 最近、口を大きく開けにくくなってきた…
- 硬いものを噛むと顎が痛くなる…
- 硬い食べ物を自然と避けるようになってきた…
- 毎日、顎が痛くてイライラする…
上記のことに少しでも該当するのであれば少し読み進めてください。
顎関節症は顎が悪いのではなく「⚫︎⚫︎が悪い」
実は日本人の2割〜3割が悪い
結論は「首」です。実は日本人の20%〜30%が首の痛みや違和感を感じているというデータがあります。2500万人〜3700万人が何らかの首の痛みや違和感に悩まされているという計算になります。さらに顎の痛みに悩まされている人は約15%だと言われています。
顎と首の関係とは
実は顎の開閉をする時に「支点」となるのが首になるのです。ですのであなたも顎の違和感や痛みを感じていると同時に首にも何かしら感じてはいないでしょうか。逆に言うと顎が悪くなって首が痛くなると言うケースだってあり得るのです。
顎が悪くなる原因4選
- ストレスからくる食いしばり
頑張る、踏ん張る際に食いしばることは普通です。ストレスについては原因を除外することが難しい世の中ですので解消方法を見つけることが大きな打開策となります。間違えてはならないのが「食いしばり=マウスピース」は歯そのものに対するストレスが減るということです。顎に対する負担やストレスはあまり解消されないと考えた方がいいでしょう。当院に来られる多くの患者さんが同じことを言われています。
- 噛み合わせの悪さ
これは顎へのストレスは大きと考えられます。ただ上記で述べたように首の状況を改善し、それでも顎関節症の症状が改善しないパターンがあるなら噛み合わせの調整に進まれたらと思います。優先順位として①首②噛み合わせだと考えた方が大袈裟ではないと思います。
- 外傷
顎の関節自体が損傷することも考えられます。悪い状況が長期間に及ぶと関節の変形なども繋がるために特にコンタクトスポーツ(ラグビー、アメリカンフットボール)などの選手は特に気をつけてほしいです。
- 睡眠時の環境
実は「現在使用している枕が合わない」と感じる日本国民は6割以上もいるという調査結果があります。また違った角度では枕が原因で首や肩の痛み、こりを感じると答えた人は50%いるという調査結果もあります。それほど私たちの無意識の行動は首にストレスをかけているということがわかります。
顎関節症になった時にやってほしいこと3選
痛い場合は無理にしない
これは全てのことで共通することです。無理することはさらに傷口を大きくすることと同じということを認識してください。痛むくらいの強さでやってはいけません。
やる時の姿勢
必ず座って行うようにしてください。その際の注意点は足裏をべったりとつけて、ヘソを少し前にして膝は直角にした座った姿勢で頭の上に水が入ったバケツをイメージしてください。そのバケツを落とさないようにする姿勢が正しい姿勢だと思ってください。
やってほしいこと①
- 場所
耳の穴の少し前で指一本分下になります。(指で場所の確認をする時はその場所を触れながら口の開閉をすると動くものがあります。それが顎の関節になります)
- 強さ
折り畳んだタオルなどが軽く凹むくらいの力で十分です。逆にそれ以上強かったら悪化することになります。
- 押さえる方向
両手で合掌するイメージです。
- 動かし方と回数
その場所を軽く抑えた状態で痛くない程度に口の開閉を行います。必ずゆっくりでいいので痛くない程度に10回くらい行ってください。
やってほしいこと②
- 場所
顎のエラの部分
- 強さ
折り畳んだタオルなどが軽く凹むくらいの力で十分です。逆にそれ以上強かったら悪化することになります。
- 押さえる方向
耳の方向に押さえてください。
- 回数
10秒くらい押さえて離すを3回セットで行ってください。
やってほしいこと③
- 場所
耳の上の筋肉(顎を開閉する筋肉)
- 強さ
軽く気持ちいいなと思うくらいの力で十分です。強くするのはオススメできません。
- 押さえる方向
押す力を反対側の指で受けるような方向に押さえてください
- 回数
30秒くらい場所を変えながら周辺の筋肉をマッサージしてください。
顎関節症でよくある質問
- 口はできるだけ小さく開けて使う方がいいのですか?
はい。痛みが出ない状態までなら開けて使ってもらって大丈夫です。ポイントは痛みが出ない使い方になります。
- どんな食べ物がいいですか?
時間を稼ぐとしたら「柔らかくて小さいもの」がいいでしょう。なのでできるだけ包丁などで細かくカットするのも1つのh合法です。本来なら顎で噛み砕く動作を包丁で代わりをする感じです。
- マッサージはダメですか?
いえ、痛む部分は皮膚の下に傷口があると思ってください。直接マッサージをすることは傷口を大きくする可能性があるためお勧めできません。(※上記のやってほしいこと①②についてはマッサージではありませんのでご安心ください)
水面下で顎関節症が悪化する習慣
結論は「痛いかどうかの確認」です。実は痛くすることで全て【傷口を大きく】しています。朝起きてから「今日は痛いかな?」、休憩時間に「どこまで開くかな?」、お風呂入っている時に「温めたら痛くないかな?」全て習慣的に行うことによって無意識的に傷口はどんどん大きくなります。自然治癒力があっても傷が治らない理由です。これでは治るどころか悪化する一方です。ご注意ください!
顎関節症でお悩みの方はどこで相談したらいい?となりまずは歯医者さんに行かれます。そこでほとんどのケースとしてマウスピースを製作、処方されます。そして経過観察となるのですが、多くの場合違う歯医者さんや整体に相談に行かれます。リボディ魚住にも過去に多くの方が「歯医者さんに行ったんだけど…」と教えてくださいます。私どもリボディ魚住では顎の関節の支店となる首のズレを整えながら顎関節症を改善していきます。もちろんボキボキならす整体ではありませんのでご安心ください。さらに座っている姿勢や歩き方、食事の栄養配分、寝る時間や起きる時間、荷物の持ち方、立ち方、水分量などの生活習慣(生活背景)を整えることで改善される方が多いのです。もし脊柱管狭窄症でお悩みならぜひご相談ください。