【テニス後の腰痛】腰椎分離症の腰痛を整体で治療|京都府木津川市にお住いのK.Wさんの骨盤矯正事例

2021.02.08

説明

 

部位と症状

高校生。部活のテニスを真剣にやりたいが腰痛で断念していたよう。病院に行って検査をすると腰椎分離症の診断。そこからコルセットをはめて安静。テニスにも復帰しているがコルセットをつけたままで、全開でスポーツができない。腰痛のことを考えないくらい思いっきりスポーツがしたいということでお母さんとともに来院。

 

 

発生時期やきっかけとなった出来事

令和2年の6月にテニスで腰痛になった。ぎっくり腰になったような痛みが走り、その後も痛みは続いていたよう。

 

 

来院動機

骨盤矯正勉強会に来ていたお母さんの勧めで治療を開始。

 

 

施術内容と症状の改善

1回目(2021年2月8日)

テニス部のトレーニングで負担がかかったのか、去年の6月から腰痛が出てテニスをできる状態では無くなった。病院に行って検査をすると腰椎分離症と言われ、コルセットをはめて安静の生活が始まった。現在、安静のかいもありテニスも6割くらいの強度で出来ている様子。でも腰痛などを気にせず思いっきりテニスをしたいので治療をしたいと言われていた。

検査をすると左の骨盤がかなり緩んでおり、左の筋力低下が少し出ていました。

寒い地域に住んでいる高校生なのにかなりの厚着をしていてびっくりしました。テニスをするときには半袖などでしていると言われていたのであまり心配はしていないが、痛みへの防御反応として保温し痛みをごまかしている部分もあるかもしれません。

腰痛が少しあるようなので治療は骨盤矯正から始め、股関節のずれの治療をしました。首と肩のずれの治療は次回以降で開始予定です。背骨を整えるローラー処置をし、骨盤を安定させるテーピングを処置しました。

生活習慣の改善策としては立ち方やアイシングを指導しました。アイシングに関してはこれまでにもやったことがあるので全く抵抗はないと言われていました。

 

2回目(2021年2月20日)

アイシングは1日1回になっているようです。できれば1日2回が好ましいです。学生スポーツは使う量が多いのでこれでもケアの量が少ないかと思います。でも学生なので自由時間が少ないのも現実です。様子を見ながら改善傾向が見えない場合は対処を考えます。

骨盤の状態は前回よりもよくなっており、さすが若さです。素直やし、回復力が違います。

もともと腰痛などがあったので骨盤矯正から始め、股関節のずれの治療をしました。首と肩のずれの治療と背骨を整えるローラー処置を入念にしました。骨盤を安定させるテーピングはキレイについていたので、今回も使用を継続します。その方が効果的だからです。

3月からインター杯が始まるそうで、それまでに少しでもいい状態にするのと、段取りよくインター杯を迎えれるようにサポートをしていきます。

生活習慣の改善策としては「イスの座り方」をお伝えしました。イスの座り方を整えるだけで骨盤の状態はかなり安定していきます。これも学生ならではだと思います。イスの座り方を変えると姿勢が良くなり、頭の回転も速くなるので、学生さんはテストの点数が上がります。

 

3回目(2021年2月27日)

今日が3回目の骨盤矯正の治療でした。この1週間でやはり少し骨盤はまた緩くなっていました。検査の1つである親指の力が入りにくい状態になっていました。

前回お伝えした姿勢に関してはかなり注意できているようで、学生なので座っている時間が長いのでとても有効な手段と言えます。

生活習慣の改善策としては歩き方を見ました。今日の話の中で左足首を捻挫することが多い、と言われていました。これは骨盤からきていることが多いのです。左の骨盤が緩んでいるので地面との距離感を脳が錯覚しており、足が上がりにくいのも手伝って地面に引っかかるのが今の状態です。歩いていて捻挫すると言われていたので、今回歩き方を見ることにしました。

変更点としては足の向き、足の幅、親指の意識、1歩目の改善等をしました。またゆっくりと慣れていってください。骨盤が安定した頃にまたオリジナルの歩き方になっていると思うので、注意が必要です。

治療は分離すべりがあるので骨盤矯正からはじめ、股関節のずれの治療をしました。背骨を整えるローラ処置をしっかりと行いました。首と肩のずれの治療をしました。

 

4回目(2021年3月6日)

特に痛みがないので調子は悪くないと言われていました。毎月中旬に病院での検査を受けているそうなので、経過観察の報告を受けます。

今日は寝方を改善するようにしました。寝方としていいのは仰向けです。確認をすると横向きに寝ているようで、横向きに寝ると骨盤が緩んでしまうので、仰向けで寝るようにお伝えしました。

骨盤などの骨格が緩んだりズレていると、歪めることで気持ちよく快適になるので寝ている時などは特に無意識に横むけやうつ伏せになってしまうことが多いのです。

治療は骨盤矯正からはじめ、股関節のずれの治療、首と肩のずれの治療、背骨を整えるローラー処置をしました。

 

5回目(2021年3月15日)

今朝から腰痛が少しているようです。前屈する時に腰全体が痛い感じだそうです。お話を聞いていると特に何もされていないようです。

痛みが出ている時はその痛みを確認しようとするものです。これをすると傷のかさぶたを剥がす行為になります。なので痛みが再発しやすく、結果的に時間がかかるのです。

腰痛が出ていたので骨盤矯正から始め、股関節のずれの治療をしました。首と肩のずれの治療をしました。背骨を全体的に整えるローラー処置をしました。

次回は病院の受診後になるので、今の腰の状態や医師からの情報を共有してもらいます。

 

6回目(2021年3月27日)

1ヶ月に1回の病院の検査に行かれていました。結果を聞きました。医師からは「右は少し折れている距離が狭まっている。左の距離はあまり変わっていないよう。引退してからまた来てください。」と言われたそうです。引退は早くて5月、少し遅かったら8月だそうです。ご本人に確認するとできたらコルセットなしでプレーできたらと言われていました。しかし病院の検査のタイミングでは引退してからなので、あと6ヶ月くらい青春の時間があるにも関わらず、そのまま放置となってしまうのが少しかわいそうでした。

なので私からは痛みは出る可能性があるかもという前提で、コルセットを少しでも外してプレーできる時間を作る。それが少しでも長かったらラッキー。そのために積極的な治療や改善策を提案して行くというものでした。なので日常生活の中で少しずつコルセットを外していく時間を作ろう!という残った時間の使い方です。ただし病院の検査には1ヶ月に1回行くとか、医師の判断を参考にするということは必要になります。

こうすることで大事な青春の6ヶ月を全うすることができると思います。最悪、痛みは出てもやることはやったと思える時間の使い方、やり切ったと思える完全燃焼感が清々しいと思います。

左足荷重をしているとシンスプリントの後が少し違和感が出ているようです。これに対しては荷重は継続し、アイシングをするようにお伝えしました。

質問として、温める方がいいのか冷やす方がいいのかを聞かれました。答えは冷やす方です。しかも氷でアイシングをしてほしいのです。理由は組織の早期回復を目指すためです。最前線のアスリートはみんなアイシングをしております。温めている人は昔の考えで、最近はみんなアイシングをしております。

検査や触診をしましたが、状態はかなりいいと思います。治療は骨盤矯正から始め、股関節のずれの治療をしました。首と肩のずれの治療をしました。背骨全体のローラー処置をしました。テーピングはキレイについており、効果も上がる構造なのでそのまま使用を継続します。