産後の腰痛で原因や改善方法で気にしてほしいこと

2024.09.10

出産を経験された方は、妊娠中、分娩中、産後の腰の痛みに悩んだという経験をされた方も多いのではないでしょうか。
特に、前から慢性的な腰痛があった方や、2人目、3人目と出産を複数回経験されている方は、産後の腰痛がひどくなる場合が多いようです。日々の育児に追われ、自分自身の腰痛の改善ができずに、腰痛が慢性化してしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。産後の腰痛と一言にいっても慢性的に痛い方もいれば、さっき突然痛くなって動けない…なんて状態の方もいらっしゃいます。痛いとまではいかないけど、なんかずっと気になってるって方もいらっしゃいます。

そんな産後の腰痛の方のために今日は産後に起こりやすい腰痛の原因や対処法や改善方法、大切な判断基準などについてご紹介いたします。

産後の腰痛の原因とは

妊娠中の影響

妊娠中は赤ちゃんが産道を通るために、妊娠初期の段階からホルモンの影響を受けて、お母さんの筋肉や骨盤、関節が緩んだ状態になっています。それらの理由から、妊娠中に腰痛を発症する方は数多くいらっしゃるのですが、この時に受けた腰への負担は、産後すぐに解消するわけではありません。出産が済んだ後も、正しい腰のケアを行わないと妊娠中からの腰痛はなかなか治りません。妊娠中10ヶ月という時間をかけて腰痛になる原因を蓄積したのですから、少し時間をかけないと巻き返すことは難しいでしょう。

分娩中の影響

分娩中は約3キロの赤ちゃんの体に合わせて骨盤やじん帯、関節がさらに開いて分娩に対応します。その際には、さらにお母さんへの負担が大きくなり、骨盤に歪みが生じてしまう可能性があります。また、分娩が終わったすぐに立ち、腰に過度の負担をかけてしまうと、さらに腰痛を悪化させてしまう恐れがあります。お母さんの体のサイズに比べて、お子様のサイズが大きい場合や分娩時に急遽、吸引分娩になったなどが考えられます。妊娠した全員の女性がスムーズに出産することができたらいいのでしょうが、そうもならないのが現実です。あとは無痛分娩や和痛分娩などをした場合、その時は分娩時に痛くなかったけど意外と体が傷ついていたということもあります。これは薬の効き目が良かったので安心していたけど、終わってみれば傷は大きかった場合などが挙げられます。

育児中の影響

育児中はなかなか自分の時間が取れずに、妊娠中や分娩中に腰にかかった負担を癒してあげる時間がありません。
そのために、さらに腰痛を悪化させてしまう方もいらっしゃいます。しかも腰痛の原因になるのはほとんどが骨盤の緩みです。この10ヶ月かけて緩んできたのと分娩時の大きなストレスがかかって緩んだ骨盤で慣れない育児をするというのは24時間営業のコンビニを1年以上自分1人だけで回す以上のことに相当します。このスケジュールで休むことや回復することが想像できるでしょうか。おそらくどんな人でも無理だと思います。ですので産後ケア施設や我々のような産後専門の整体院などで施術を受けるようにしてください。

腰痛の痛みについては、十分自覚症状があるものの、産後に腰痛の治療や、骨盤のケアを行っていないことも、悪化させている大きな原因と言えます。自分よりも子どもの育児を優先して、腰痛はそのうち治るだろうと軽視していると、なかなか治らず、痛みが慢性化してしまいます。育児をする上で、お母さん自身の体の健康は、とても大切です。親の体調が崩れてしまうと、その間に子どもの育児をできなくなりますからね。腰痛がある方は、痛みを我慢せずに育児の合間に時間を割いて、意識的に腰のケアを行うことを心がけてください。

整体院はどんなところがいい?①

カウンセリング

患者さんがもっとも大事にしているのは??それは結果もそうですが「信頼」でしょう。その信頼を得るために「結果を出すこと」でしょう。でも結果は少しずつ出るものなんです産後の腰痛は特にそのパターンです。なぜでしょう?それは原因となる育児のパターンが毎日毎日違うからです。お子さんは日々成長。だから育児も変化する。その変化にお母さんがついていけないパターンは非常に多いような気がします。昨日までこれをやっておけば期限が良かったけど今日は違う、、、だからついて行けるようにサポートします。それが日常の生活習慣の説明なんです。

そこで必要になるのが施術プラン。あなたは骨盤矯正が始まる前にこれを聞きますか?

  1. 全体の期間は?
  2. 骨盤矯正に通う頻度は?
  3. 骨盤矯正の意味は?
  4. 骨盤矯正を受けるメリットは?などなど。

この他にも色々とありますが、これらがいわゆる「施術プラン」これがないとまさにゴールのないマラソンでしんどいだけです。そこに「信頼」なんて生まれないと思います。この施術プラン通りに進めるのが、我々の仕事なんです。よほどのことがない限り、産後の腰痛は改善します。よほどのことがわからないというのは、最初の問診が悪いのです。

整体院はどんなところがいい?②

カウンセリング

整体や骨盤矯正というと、“ボキボキ”ならしたり、“ギュッ”とひねったりされると言われます。パフォーマンス的にはやられた感があり、刺激が欲しい方には良いかもしれませんが身体的にはNG。刺激=変えようとする力が加わると、反発する力が働いてしまい逆効果。変えようとする力が大きければ大きいほど、反発も強くなります。これは治療と言っているだけで、体を壊してしまうことなのです!シンプルに体を良くしようとする力でも、強い力をかけると体は壊れてしまうのです。だから優しい力で(体が変わっていっているのを、認識できない程度の力で)体をだましながら、じわじわ変えていくのです。日常生活の中でまず最も負担となっている動作を見極め、やり方を変えるか、時間を短縮するなど。そのためにはその方のライフスタイルや、バックグラウンドなどをしっかりお話を聞かねばなりません。生活習慣についてその方に寄り添って、指導しなければなりません。1回で効果がある!より、いかに自分の生活に寄り添って治療してくれるかが大事ではないかと思うのです。

実際に患者さんが言われた言葉

あなたの腰痛は「姿勢が悪いから」治らないのですって。整骨院に行くたびに毎回毎回そう言われたそうです。心配いりませんよ。姿勢が悪くて治らない腰痛なんてありませんから。改善点は2つあるでしょう。まず「なんで姿勢が悪くなるのか?」この理由を知るべきです。言い方を変えると「なんで姿勢が悪くなるのか?」です。

  • 良い姿勢を具体的に知らないから。
  • 良い姿勢ができる環境にないから。
  • ほとんど立っていて姿勢なんて関係ないから。

それ以外にもう1つ要素があります。「それ以外の原因の改善」をする。これは姿勢以外の原因がありませんか?という事です。実は授乳の問題であったり、抱っこ紐をしながらの歩き方の問題です。

必ずやって欲しいこと

生活習慣を改善しない限り再発するでしょう。その生活習慣ですが、いくつもありますよね。だから厄介なのかというと、そうでもないわけです。その分だけ部分点を取りやすくなるわけです。上のお話でもあります。姿勢だけの問題でその姿勢を改善できない。これはもう終了です。でも実は姿勢がダメなら次は、、、となればまだ産後の腰痛は治る可能性はありますよね。これが部分点のテストと同じです。1つの原因でそれを改善して100点。というシンプルに産後の体はできていません。