大阪市の産後専門院が教える【産後に起こる背中の痛みは●●しないで!】

2024.09.12

大阪市の保育士のいる産後骨盤矯正専門整体院 リボディ魚住の院長 魚住行弘です。 今日は産後は背中がどうしても痛くなるという内容です。産後に背中の症状で多いのは、以下のようなケースではないでしょうか。

  • 授乳中に背中が痛い
  • 抱っこをすると背中が痛い
  • 朝起きる時に背中が痛い
  • 寝返りを打つ時に背中がピキッと痛む    

このような産後の背中の痛みに悩んでいるという女性はご来院いただく患者さんでも多くいただくご相談です。痛みの原因が分からずに痛い状態が続くと、不安を感じることでしょう。しかし痛みの原因を特定できれば対策法を見出せますし、改善することも可能です。そこで今回は産後の背中の痛みの原因と解決法をご紹介します。

なぜ背中が痛くなる?

産後の背中の痛みの原因は、ズバリ骨盤の緩みです。様々な要因が考えられますが、最も大きな比重を占めているのが骨盤の緩みです。骨盤の緩みを矯正して悩みを解消しましょう。なぜ骨盤が緩むのでしょうか。それは、出産をする際に、女性ホルモンのはたらきで出産しやすくするために骨盤が広がるためです。出産後、数ヶ月間かけて徐々に元に戻ろうとしますが、生活習慣や行動のクセなどが妨げとなり緩んでしまい、痛みにつながることがあるのです。骨盤の緩みがあると、背中の痛みだけではなく、腰痛や頭痛などの様々な体の不調につながります。痛みが長引くと、代謝が低下し、血行不良を起こして体のめぐりが悪くなります。太りやすくなり、ダイエットをしてもなかなか痩せられない体質になってしまうという問題も生じます。

マンションの構造と同じ

おそらく骨盤だろうな…とは思っていたでしょう。でもなんで背中が? 姿勢が悪いからかな、授乳のせい? なんて思っていませんか?上記でお伝えしたように、出産すると骨盤が緩んでしまい、背骨がグラグラと不安定になり… 歪んでしまうのです!!   私は整体の時に【マンションと同じ構造ですよ】とお伝えするようにしております。土台が骨盤、腰が1〜5階部分、背中が6階〜15階、首が16階から20階みたいな感じです。そう考えると骨盤の影響をモロに受けることが想像できませんか? そもそも骨で支えられているわたしたちの体は、 骨の支えを失うとそこからは筋肉の出番です。筋肉が頑張るしかありません。筋肉が頑張るケースとはずーっと綱引きで均衡している状態を考えましょう。 例えばずーっと力こぶを作っている状態。 これが骨がグラグラになって筋肉が支えている時の状態です。 つまり力入れっぱなしのしんどい状態です。力を入れっぱなしの筋肉はすごく縮こまった状態です。 無理やり引き延ばすとどうなるでしょう? そう!ちぎれてしまいます。 これが背中の痛みの原因です。

同時に姿勢も悪くなる

骨盤が緩む左右方向だけなく前後方向にも不安定になります(=背中が丸くなります) 背中が丸くなると筋肉が硬くなってしまい、 通常時よりも負担がかかり痛くなります。筋肉って伸ばされると硬くなってしまうのです。 実は一応伸びるようにはなっています。 でも実は収縮と言って、 縮む役割しかインプットされていないんです。最近のスポーツ業界では、 あまり「ストレッチ」をしないようです。 理由は故障が多くなるからだそうです。    

背中が痛くなった場合、やってほしくないこと3選

  1. 痛いのに無理やり使うこと。 これをするとすぐにどんな状態でも悪くなります。 考えたらわかると思います。 かさぶたが割れて、治るのに時間がかかりますから。
  2. 良くなるかな? と思ってストレッチなどをすること。 これは上でも説明しましたが、筋肉に傷が付きます。 これもやめてください。
  3. お風呂で温めることもダメです。 温めることで良くなりそうという、 イメージがある方が多いです。 実は違います。

背中の筋肉では炎症が起こっています。 ですので、温めることで痛くなります。温めると神経の感度が落ちるので、 良くなったと勘違いもされるようです。 気をつけてくださいね。もっとわかりやすく言うとちぎれた筋肉からは血が出て熱が出ます。 これがいわゆる炎症です。炎症はまず熱を取ってあげなければいけません。 これが第一!大至急です。 体はタンパク質で出来ているので熱には弱いのです。次に、熱を加えないようにすることも大事です。 生活の中で言うと、お風呂につかることなどです。熱を取ること・加えないようにしながら、 直さないといけないのは【骨盤】です。そして背中の筋肉は首や腰とつながっています。 肩こりや首の痛み、なんだか寝違いやすくなっている、 朝起きる時に腰が痛い、仰向きに寝転ぶのが辛いなど 症状は様々ですが関連して痛みが出てくるケースもありますので整体院などに早期に相談されることをおすすめします。   

シップはいいの??

出産後に背中の痛みを緩和する方法はたくさんあります。シップやジェル、ローションなどがそうです。これらは市販の外用消炎鎮痛剤という名前のものです。その中でも手軽にやってしまう「シップを貼ること」に関してご説明します。これらの外用消炎鎮痛剤の注意書きには「妊娠、または妊娠していると思われる人は使用しないこと」と書かれています。

シップって産後はどうなのか?

私の見解からお伝えしますと△です。これはメリット・デメリットを知った上での個人の判断になります。なので大切なことはメリットとデメリットを【ちゃんと両方】知ることだと思います。どちらかに寄った情報だと思いがけない影響を与えることもあり得るのです。親としての責任がある以上、知る責任があります。

そもそもシップって?

別名、外用消炎鎮痛剤といい、肩こりや腰痛などの筋肉の痛みや炎症を和らげるものです。おばあちゃんやおじいちゃんが貼っているアレです。使い方は簡単です。皮膚の上にペタッと貼るだけなので、とてもお手軽、だから必ず自宅にたくさんあったりしますね。これは皮膚を通してシップの成分を吸収させ、血行をよくしてコリを解消したり、軽く感覚を麻痺させることで痛みを抑える効果があったりするものです。手軽な反面、心配な点も少しあります。

心配な点とは?

イメージで言うと、皮膚から薬を吸収させるのです。産後の女性で心配なのは成分が皮膚を通るので、血管まで入ってしまうことです。そのシップの成分(薬の成分)が授乳を通して、お子様の体にまで行きます。薬というのは用法・用量を守るのが基本です。大人の体には問題がなくても、子供の体にとっては危険です。ですので基本的に産婦人科の先生、もしくは薬剤師さんにご相談ください。

市販されているシップ

市販されているシップをご紹介します。まず第1〜第3医薬品に分けられます。数字が小さい方が薬が強いと考えてください。(※必ず医師薬剤師などの専門家へ相談してください

第1類医薬品は妊娠中などには使用できません。それほど強い成分が入っているのです。

第2類医薬品は使用上の注意があり、産婦人科の先生や薬剤師さんに相談が必要です。

第3類医薬品は基本的には使用をしてもいいと言われているそうです。私はこの第3類でも使われるのであれば産婦人科の先生や薬剤師さんに相談してください、とお伝えしています。(※私個人の考えとしては基本的には使わない方がいいと思います)

第3類の商品名を少し載せておきます。

  • 腰痛パテックス
  • アンメルツヨコヨコ
  • サロンパス  など

骨盤を整えるだけでなく●●も同時に!

結論としては、 骨盤を整えるということ。それだけではなく、同時にすることがあります。【 生活習慣を改善すること】です。 だって動かしていて「痛い!」って感じた、 その瞬間にからだは痛んでいるんですから。 それが実際に痛む使い方をしている証拠なんです。授乳の仕方、イスの座り方、産後の歩き方、抱っこ紐の付け方、ベッドからの起き上がり方などなど。骨盤が緩む原因をしっかりと取らないと、いくら骨盤がきれいになっても緩みます。あなたは生活の中での「動かし方」、授乳や座り方で背中が痛んでいます。 だから動かし方の勉強をするべきです。 再発予防になるので。骨盤矯正をするとこんなメリットがあります。例えば、産前に履けていたズポン。産後は履けなくなるというのがお決まりです。しかもほとんどの産後の女性が体重は元に戻った。でもズボンが履けないというお悩みを持たれています。骨盤のまわりがパンパン。ズボンのボタンが閉まらない。太ももの付け根のところで引っかかる。でもご安心ください。骨盤矯正をすると履けるようになります。もしあなたのお友達などがご存知なければ、教えてあげてください。保育士に自分の子供を預けて、安心する環境で産後の骨盤を整えたい人は、一度ご相談ください。