産後うつや産後のストレスなど産後の体と心をケアする方法
出産後、子供の子育てを頑張ろうと張り切る女性がいますが、頑張りすぎるのは良くないことです。なぜなら、出産直後の女性の体と心は思ってる以上にストレスがたまっている状態です。そのため、産後の自身の体と心のケアは大切になってきます。そのことを知っている方は多いのですが、具体的にどのようにケアすれば良いのか分からない方が多いです。
「産後、ちょっとしたことでもイライラしてしまう…」「産後にイライラしてしまう原因って何なのだろうか…」そんな思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?産後のイライラは、多くの方が悩まされることになるでしょう。また、自分ではイライラしていたのか分からないけど、周りの人から指摘されて気付いたという方も少なくはありません。
そして妊娠中の方や出産を控えている方は、「産後うつ」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
もし、自分が「産後うつ」になってしまったらどうしようと、不安になっている方もいらっしゃると思います。そんなあなたに今回は、「産後うつ」の特徴とその対策について解説していきたいと思います。
今回は産後うつや産後のストレスなど産後の体と心をケアする方法についてご紹介します。
産後にイライラする理由
なぜ、産後はイライラしてしまうのだろうと疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?出産前は、赤ちゃんが生まれて幸せな日々が待っているだろうと、期待している方もいらっしゃると思います。しかし、実際は多くの方が「産後のイライラ」に悩まされているのです。なぜ産後にイライラしてしまうのか、その原因をいくつか挙げていきます。
ホルモンのバランスの変化
産後のイライラの原因として、ホルモンバランスの急激な変化が関係していると言えます。産後は、女性ホルモンのような様々なホルモンが体内から大量に放出されることによって、ホルモンバランスが崩れて、身体が対応しきれなくなるということがあります。よって「産後うつ」や「マタニティーブルー」の症状になりやすくなるのです。
骨盤が不安定
産後は、抱っこしたり、おむつを替えたりと「前かがみ」の状態がどうしても多くなってしまいます。実は、この前かがみの体勢は、骨盤を不安定にする動作になります。骨盤が不安定になることで、筋肉は疲れやすくなり、この疲れがイライラの原因にもなってしまうのです。
生活環境の変化
産後は、これまでの生活環境とは異なり、赤ちゃんが中心の生活になります。夜中に夜泣きしたり、数時間おきの授乳など寝不足の状態になることが多くなります。また産後は、慣れないおむつの交換で、本当にこれで良いのかと不安を抱えながら生活することで、イライラも大きくなってしまいます。
産後うつとは
「産後うつ」ってどのようなものなのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?「産後うつ」とは、名前の通り、産後になりやすいうつ病のことです。やはり、慣れないおむつの交換や育児のプレッシャーから不安を持ち、その不安がストレスになって発症してしまいます。産後うつになりやすい人として挙げられるのが、「育児も家事も完璧にしたい」というような責任感が強い人です。育児というものは、どうしても旦那さんやご両親の協力が必要になる場面が多々あります。
全てを一人で抱んでしまうという人は要注意です。
産褥期のケアが大切
上記で産後の女性の体と心は疲弊しきっているということをご紹介しました。この疲弊しきった体と心が出産前の状態に戻っていくまでの期間を産褥期と言います。産褥期は約6週間から8週間です。疲弊しきっている体と心を回復させるためには、この時期のケアが大切になってくるのです。具体的な内容をご紹介していきます。
安静にする
出産後疲弊しきっているにもかかわらず子供が生まれた喜びから張り切ってしまう方がいますが、安静にしておくのが大切です。産褥期は悪露により出血が続くことがあります。悪露とは、出産を終えた子宮が出産前に戻る過程で排出される分泌物や血液のことです。悪露によって貧血になる可能性もあるので、めまいや立ちくらみなどが生じた場合は、横になることを心がけましょう。
栄養バランスの整った食事をする
疲弊しきった体と心の回復を早めるためには、栄養バランスの整った食事を摂ることを心がけましょう。母親の食事管理が母乳の質に影響し、それを摂取する赤ちゃんの体にも影響してきます。良い母乳が出るようにするためにも栄養バランスに気を使うことが大切です。また、こまめに水分補給をすることを心がけましょう。母乳を赤ちゃんにあげることにより、母親の体内の水分が失われ、また夏になると汗を大量にかくので脱水症状を引き起こす恐れもあります。よって、産後は食事の栄養バランスと水分補給に気を使うことが大切です。
入浴を控える
産後約4週間は入浴をなるべく控えましょう。これは湯船に浸かることで湯船にある雑菌などが子宮内に入り込む可能性があるからです。また湯船の温度が高い場合、血行が促進され悪露による出血量が増える可能性もあります。よって、湯船に浸かりたい気持ちもわかりますが、シャワーで我慢しましょう。ただ、基本的に1ヶ月を経過した頃から子宮口が閉じるので、入浴が可能になります。
産後うつへの備えとは
「産後うつ」とは、どのようなものなのか分かっていただけたところで、その対策について知りたいですよね。産後うつになる人は、育児や家事に追われて、心身ともに疲れてしまい、気付いたら発症していたという場合もあります。よって、産後うつの対策は、出産前から意識しておくと良いでしょう。では、「産後うつ」の対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
完璧を求めすぎない
前述したように、完璧を求めるような「責任感が強い人」や「頑張り屋さん」は産後うつになりやすい傾向になります。初めての育児は、どうしてもハプニングがつきものです。また、赤ちゃん中心の生活になることで、家事に手が回らないということは仕方がないことだと考えましょう。潔癖症などの人も注意が必要です。産後はある程度許せるくらいの方がいいです。これはお子様が大きくなってきた時におもちゃの片付けなどをしなくて部屋中が散らかってしまい、片付けが進まないことも今後あります。そういった時のためにも今から「これくらいは良しとしよう!」という基準を作ることが長続きの秘訣だと思ってください。自分を少しずつでいいので時間をかけて変えていくことも育児には必要だとたくさんの患者さんを見ていて思います。
睡眠時間を十分に取る
やはり睡眠不足になると、精神的に不安定な状態になってしまいます。よって、産後うつの対策として「睡眠時間を十分に取る」ということは必ず必要になってきます。赤ちゃんが夜泣きした場合にも睡眠時間が確保できるように、赤ちゃんと一緒にお昼寝をすると良いでしょう。お昼寝についてはリボディ魚住では25分以内がいいとしております。これはNASAでの研究などでも実証されています。自宅で昼寝をする場合、多くは「まだ眠いわ、、、」って二度寝するパターンが多いのです。これをしてしまうとリズムが乱れてしまったりだとか逆効果にもなり得るので注意が必要です。必ず起きれる環境でお昼寝してください。上記の対策以外にも、「骨盤矯正で疲れやすい体を改善すること」や「適度な運動をする」などの対策が挙げられます。
産後のイライラへの備えとは
産後にイライラしてしまう原因が分かっていただけたところで、その対策にはどのようなものがあるのでしょうか?産後のイライラの対策の一つとして、挙げられるのが「骨盤矯正」です。前述したように、骨盤が不安定だと疲れは溜まりやすくなってしまいます。特に、産後は骨盤が緩んでいる場合が多いので、「骨盤矯正」をしてみることをおすすめします。「産後の骨盤矯正」だけでなくマッサージなども効果的です。マッサージをする際はうつ伏せになると構造上、骨盤が緩んでしまうので、マッサージを受ける際はできるだけうつ伏せにならないようなマッサージがおすすめです。リボディ魚住では産婦人科などにも導入実績のある横向きと仰向けでのマッサージを提供するようにしております。