大阪市の産後専門院の院長が出産後の体の痛みについて解説!

2024.09.06

 

出産という大きな山場を終えて、一息をついていると、「イタタッッ。あれ?」出産に伴う痛みだけでなく、出産後にもそれなりの痛みを感じる時があります。産後によく現れるトラブルの一つとして、「腰が痛い」ということがあります。特に、産後は赤ちゃんを抱っこする機会も多くなりますよね。そんな時に、腰が痛いと本当つらいものです。

「産んでからが大変とよく聞くけど、出産後にはどのような痛みがあるのだろう…」「出産後の自分の体はどうなっているのか知っておきたい!」そんな思いをお持ちではないでしょうか?出産後の体は、出産によりダメージを受けている状態にあります。そのため、出産後の体には急激な変化に伴い、様々な痛みを伴う症状が起こるのです。やはり、自分自身が出産するとなったら、そのような痛みも少しは知っておきたいですよね。そこで今回は、出産後の体の痛みにはどのようなものがあるのかについて解説していきたいと思います。

後陣痛とは?

後陣痛とは妊娠によって大きくなった子宮を元の大きさに戻そうと収縮するときに起こる痛みです。出産の当日から次の日にかけて、痛みを感じることが多いのですが、産後3、4日経過してから再度痛み出す場合もあります。また後陣痛は、出産の経験が増えるほど痛みが増していくとも言われています。そう言われると少し怖いですよね。しかし「後陣痛なんて感じなかった」という方もいて、その痛みには個人差があるようですね。また痛み止めについては、母乳に影響しない薬を処方してくれるので、後陣痛が痛くて辛い場合は我慢をせずに痛み止めをもらってくださいね。

骨盤が戻る時の違和感や痛み

出産後、骨盤は開いたままであり長い時間をかけて段々と戻ろうとしますが一定以上は戻りません。骨盤が戻るまでの過程で骨盤や恥骨がずれることによって、痛みを感じることがあります。痛みの対処法として、ガードルやベルトなどで骨盤を支えることをおすすめします。そうすることで現状の違和感や痛みをマシに感じます。産後1ヶ月程度しか使うことはありませんが、出産前にあらかじめガードルやベルトを購入しておき、出産直後からしっかりと装着して、産褥期を過ごすと良いでしょう。ガードルやベルトは、骨盤や恥骨のズレや痛みを軽減させるだけでなく、体型を戻すことや産後の尿もれや腰痛にも効果があります。また、産後のエクササイズについて調べることもおすすめします。産後にベッドの上でエクササイズすると、骨盤がより早く元に戻るでしょう。

乳腺炎

乳腺炎は乳腺に母乳が詰まって、乳が固くなったり、痛み出したりする症状です。乳腺炎の一段階手前の症状として、胸が熱を持ったり、違和感を感じたりします。また、母乳が粒状に出てきたりします。対処法としては、母乳を授乳のたびにしっかり出し切るようにすることで乳腺炎は防げます。乳腺炎になった場合の対処としてはおっぱい全体を氷でのアイシングしてください(※絶対にアイスノンや保冷剤でしないようにしてください)そして助産師さんなどのおっぱいケアなどを受けることもおすすめです。

出産後、乳房が張り、熱を持って痛みを伴うことがあります。また授乳の際には慣れるまで何度も皮膚が切れてしまい、赤ちゃんがくわえるだけで激痛を感じることがあるのです。

帝王切開による傷

帝王切開による出産を行った場合には、開腹手術の傷があるので、どうしても痛みを感じてしまいます。この痛みを抑えるために、数日間は点滴や投薬によって痛み止めが使われることが多いです。しかし、痛み止めの期間が終わると、痛みが感じることがあります。

会陰切開による傷

出産時に赤ちゃんを取り出しやすくするため、会陰を切開するということがあります。そのため、出産後の排尿時に会陰切開の傷にしみたり、痛みのため椅子に座れないという方もいらっしゃいます。

出産後、子宮が元に戻る過程で、子宮が腸を圧迫し、便秘になってしまうということがあります。また分娩時のいきみによって、痔になる場合もあります。

産後、どうしても腰が痛くて悩んでいるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?前述したように、産後に腰が痛いと本当につらいもので、ストレスも溜まりますよね。産後の「腰が痛い」症状に対処するためには、痛くなる原因を知っておく必要があります。産後に腰が痛くなる原因としては、次のようなことが挙げられます。

骨盤の歪み

妊娠中は、赤ちゃんが産道をスムーズに通れるように、ホルモンの影響を受けて、骨盤が緩んだ状態になっています。
よって、産後すぐは、骨盤が緩くなっており、開いた状態になっているのです。また大きく膨れたお腹を支えるために、反り腰のような状態になり、腰や背中に負担がかかる体勢になっていることが多くなります。これらの要因があって産後は骨盤が歪んだ状態のままになっており、骨盤の周りに痛みを感じる人が多くいらっしゃいます。もし痛みがひどいのであれば、整体院に相談してみることをおすすめします。

育児による影響

産後すぐは、体力もあまり回復しておらず、忙しい育児で妊娠中や分娩中に負担がかかった腰を休ませる時間もありません。特に長時間赤ちゃんを抱っこすると、腰への負担は大きくなります。また、抱っこのし過ぎで腱鞘炎を起こす可能性もあるのです。

治療やメンテナンスに行く時間がない

産後に腰痛の治療や骨盤のメンテナンスに行く時間がないということも、腰痛を悪化させている原因の一つになります。腰痛の症状がみられた場合は、すぐに整体院に治療やメンテナンスに行くことをおすすめします。なぜなら痛い腰をかばうように、無理な姿勢をすることになり、さらに腰が痛くなるという可能性があるからです。

最後に

説明

今回は、産後に体が痛くなる原因にはどのようなものがあるのかご紹介していきました。妊娠中だけでなく、出産後の体にも痛みは伴うことがあるということが分かっていただけたと思います。出産後は、自分が思っている以上に産後のトラブルがあったり、身体が疲労していたりします。産後に腰が痛くなる原因には、骨盤の歪みが影響している場合が多くあります。腰が痛いと感じたときは、ぜひ「保育士のいる骨盤矯正整体院 リボディ魚住」までお気軽にご相談ください。産後に痛みがでてきた場合は、まずは病院で先生に診てもらいましょう。産後のお悩みは自分だけで抱え込まず、周りの人を頼って解決していきましょう。