産後1ヶ月は安静が必要ですか?

2018.01.12 2023.12.27

安静

産後1ヶ月は安静が必要ですか?

こんにちは。
大阪市の保育士がいる骨盤矯正サロン
リボディ魚住の魚住行弘です。

 

 

今日は「産後1ヶ月は安静が必要ですか?」
というお話です。
これ、患者さんからよく聞かれます。
だから今回の話題にしてみました。

 

 

産後1ヶ月は安静ですよと言われたのに、
・家事でバタバタしちゃって。
・育児に翻弄されている。
・職場復帰しないといけなくて。
・ゆっくりできる性格ではなくて。

 

 

と積極的なママさんを最近多く見かけます。
そこで産後のママさんの体が産後、
どのようになっているのかを
解説していきたいと思います。

 

 

目次

 

 

妊娠・出産で起こる体の変化

まずは妊娠で起こる体の変化です。
赤ちゃんが成長していくのに必要なスペースを
妊娠中は確保しようとします。

 

 

まずはお腹の皮膚が伸びていきます。
それだけでは足りないので骨盤を緩めて、
できるだけスペースを作りだします。
そのスペース作りと同時に行われることがあります。

 

 

出産への準備です。
骨盤を緩めて出産しやすくするのです。
だから妊娠後期は骨盤がグラグラになっているのです。

 

 

体重増加は10kgまでにしてください、と
産婦人科で言われたと思います。
お母さんのお腹の中身はこれです。

 

 

胎盤や羊水で約3kg
赤ちゃんで約3kg
脂肪で約4kg
10kg分、お腹や骨盤は緩んでいるのです。

 

 

産後1ヶ月の体

妊娠中のホルモンの働きで骨盤は緩まります。
骨盤を緩めるのはホルモン。
ではそのホルモンが出なくなると、
骨盤は閉まっていくのかということですが、
そんなことはありません。

 

 

なので、めっちゃ緩んだまま暮らしていくのです。
はっきり言いまして産後1ヶ月は何をしても、
この骨盤の状態は安定しません。

 

 

産後の骨盤ベルト
産後のガードル  などがそうです。

 

 

産後1ヶ月は何のために必要?

逆に言うと1ヶ月は赤ちゃんもほぼ寝たきり。
だからするべきことはほぼないんです。
だから少し手持ちぶさたなんです。
ここで注意してほしいのが、
することがないから家事をするのではなく、
体を休めるのに必要な期間なんです。

 

 

最初の方に言いましたが、
この1ヶ月は何をやっても骨盤は安定しない。
だから安静にしないといけないのです。
少しでも無理すると骨盤の緩みが大きくなるので、
痛みが出たりすることもあります。

 

 

この1ヶ月は積極的に何をするという時期ではなく、
消極的ですが安静にするというタイミングなんです。

 

 

安静にしなかったらどうなる?

弊害は何かとあります。
体の内側と外側の変化に分かれます。

 

 

まずは体の外側の変化です。
それは体型です。
緩んだ骨盤の周りを脂肪が包みます。

 

 

お尻周りが大きくなるので、
■ ズボンのサイズが大きくなる。
■ 体重はそのまま、体型は大きくなる。
■ 上着でお尻周りを隠す。

 

 

次に内側の変化です。
こちらの方が重要かと思います。
腸内環境の変化です。

 

 

骨盤の中に腸が詰まっています。
ただ詰まっているだけではなくサランラップの
ような膜で骨盤と腸はつながっています。
骨盤が開くと膜と一緒に腸が引っ張られます。

 

 

そうするとどうなるか?

 

 

引っ張られた腸は硬くなります。
産後の肩こりの原理と同じです。
筋肉組織は引っ張られることに弱く、
そうなることで硬くなる性質があるんです。

 

 

硬くなるとどうなるでしょう?

 

 

腸は動きにくくなりますよね。
だからちゃんと消化吸収ができなくなって、
栄養を摂ってもだだ漏れ状態です。

 

 

せっかくいいものを食べてもトイレで出るわけです。
ここからが大事です。
お母さんの体に栄養が入らないだけでなく、
お子さんにも栄養がいかないわけです。

 

 

授乳しても栄養が行きにくくなります。
大変です。
お子さんにとってのライフラインは
お母さんの母乳ですから。

 

 

もしあなたのお友達などがご存知なければ、
教えてあげてください。

 

 

保育士に自分の子供を預けて、
安心する環境で産後の骨盤を整えたい人は、
一度ご相談ください。

 

 

今日はここまでです。
ありがとうございました。

 

 

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保育士のいる骨盤矯正整体院
リボディ魚住 院長 魚住行弘