挨拶ができる子になるために効果が1番あったこと

初めまして。
リボディ魚住の保育士です。
私が保育現場で経験、体験したことが
皆さんの子育てに少しでもお役に立てたらと思い
保育士の視点からお話していきたいと思います。
保育士の言うことだから絶対!ではなく
皆さんの子育てのヒントとして参考程度に
楽しく読んで頂けたらと思っています(^^)
今日のテーマは
「挨拶ができる子になるために」です。
いよいよ新年度がスタートしましたね!
ご入園、ご入学、進級おめでとうございます♡
保育園現場では3月、4月は
怒涛の2か月なのですが
そんな中でもこの2か月間は1年で1番
おめでとう!の言葉をたくさん口にします。
3月のおめでとう!は別れもあるので
嬉しさ半分、悲しさ半分ですが
4月のおめでとう!は新しい子供との出会いに
ワクワクする気持ちになります♪
どちらにしてもお祝いは良いものですね(^^)
「おめでとう」も挨拶ですが
今回はおはよう、こんにちは、さようならの
基本的な挨拶ができるようになる子になるための
大人の関わり方をお話したいと思います。
今回は教科書に書いてある内容ではありません。
私自身が保育現場で試行錯誤してみた結果
一番効果が高かった関わり方を
お話しようと思います(^^)
1:このテーマにした理由
2:挨拶を教える効果的な方法
3:言えない時の対応方法
- このテーマにした理由
最初に、このテーマにした理由を
もう少し詳しくお話しようと思います。
挨拶は誰かと関わる上で
大切なコミュニケーションの1つです。
大人になっても必須なので
子供のうちからきちんと
挨拶できる子になって欲しいと
誰もが思うのではないでしょうか?
以前働いていた園でも
挨拶のできる子供に育てようという
保育目標がありました。
園に預けにくるお父さん、お母さんが
「挨拶は?」と子供に言っているのも
よく見る光景です。
子供に教えると言っても
私自身も大人になるにつれて
挨拶の大切さが分かり
今や当たり前になっていることを
まだ生まれて1年2年の子供に
どのように知らせ、伝えるのかが悩み種でした。
子供もすぐに習慣づく訳ではありません。
1年や2年と長い目で習慣づくのを見守ります。
保育園は毎年子供達がいるので
何度も何度も試行錯誤できますが、
家庭の育児はそうはいきませんよね。
なので1番効果があった方法をお伝えすることで
少しでもお役に立てるかな?と思って
このテーマにしてみました(^-^)
- 挨拶を教える効果的な方法
まず私が試したのは、お散歩に行く時に
「さあ、今日は挨拶できるかな~」と言ったり
商店街では、お店の方が必ず挨拶してくれるので
通る直前に「こんにちは!って言おうね。」と
伝えてみたこともあります。
どちらもあまり効果はありませんでした(^^;)
それに、この場合だと
言えたら褒めることがセットで付いてきます。
そうすると子供も何となく
“褒められるからする”になり
言わされてる感満載の
セリフ染みた挨拶になってしまいます。笑
これではダメだと思って
事前に伝えることを止めて
子供に言わせるのではなく
私が率先して挨拶することにしました。
すれ違う人、散歩中の犬、現場のお兄さん
道端の花にも(^^)笑
散歩中に出会う人・モノに挨拶する。
傍から見ればおかしな大人ですが
なんとこれが、1番効果があったんです!
大人の背中を見て育つ…ではないですが
私の行動を真似して
自然と子供たちが挨拶するようになったんです!
これは、5歳児でも1歳児でも同じ効果でした。
- 言えないときの対応方法
大人が良くも悪くも
過剰に反応しすぎるとダメなこともあります。
なので、言えたことを褒める時もあれば
何も言わないようにしたことありました。
褒める時も大げさに褒めるわけではなく
「今日はこんにちは~ってお話したね♪」
「お話楽しかったね~♪」と
言葉を交わすことが楽しいことだと思えるように
声掛けをかけるように心掛けました。
中には言えない子、言わない子ももちろんいます。
知らない人と話すのが恥ずかしかったり
タイミングを逃していることもあるので
少し待ってあげるのも大事です。
ただ、挨拶しててね!と事前に伝えていると
それがプレッシャーになって言えなくなり
分かっているからこそ言えなかったことが
子供なりにショックで…と
悪循環になってしまっているような気もします。
恥ずかしがり屋の子も
お父さんやお母さん、
信頼できる周りの人にはどうでしょうか?
信頼できる人と簡単な挨拶を交わすことが
まずは第一歩です!
家庭内での挨拶運動をしてみてください♡
また、知らない人に対しても
ニコっと笑ってみせたり、ハイタッチしたり
ペコっと頭を下げて、声が出なくても
その子なりに挨拶できていることもあります♪
いかがでしたか?
よく保育士さんはすごいな~と言われますが
長年現場で勤務しながらも
一人の人間を育てることって
本当に大変だな…と日々思っています。
教科書は本当に参考程度で
短大を卒業して教科書を見直すなんて
一度もしたことがありません。笑
何人子供を見ても同じ対応は通じないし
正解も間違いもないので
これは正しいのかな?と悩む毎日なんですよ(^^)
諦めた時の方がうまくいったりすると
知らず知らず力が入り過ぎていることも
あるんだな~と感じさせられますよね(^^;)
新年度が始まりいろんな事に
力が入ってしまうと思いますが
たまには力も抜いて
そんな時こそいつでも純粋な
子供に元気をもらってくださいね♡
最後まで読んで頂きありがとうございました。