子供の食事で気をつける3つのこと

初めまして。
リボディ魚住の保育士です。
保育士としてたくさんの子供達と
関わってきた経験や体験が
皆さんの子育てにも
何か役立つ情報になればいいなと思って
お話していきたいと思っています。
保育士が言うことだから絶対!ではなく
子育てのヒントの1つと思って
楽しんで読んで頂ければ嬉しいです。
今日のテーマは
「子供の食事で気をつける3つのこと」についてです。
このタイトルを選んだ理由は、
子供の食事は毎日元気に過ごす上で
大切なエネルギー補給の1つだからです。
離乳食→普通食と食事の段階を踏むにつれて、
好き嫌いが出てきたり、他の事に興味を持つ時期が来て
スムーズに食事の時間が進まなくなり、
「ご飯を食べてくれない」
「途中で遊びに行く」など
食事面での様々な悩みを持つ保護者が多くいます。
そこで、まずは食事環境を見直しできるところから
良い環境に整えてみることをおすすめします。
1:食事時間の目安と周辺環境
2:机と椅子は子供に合っていますか?
3:子供が使いやすい食器
①食事時間の目安と周辺環境
食事時間の目安は20分~30分。
長くても40分程です。
短いと感じましたか?長いと感じましたか?
子供は集中力が短いです。
年齢と共に集中力は伸びてきますが
乳児の間は食事の時間は30分でも長い方です。
そもそも食べることが好きな子供は
30分も経たないで完食し
おかわりを催促するぐらいかと思います。
そうではない子供の場合は
「30分間座らされている」と考えてみて下さい。
大人でもムズムズして動きたくなりますよね。
食べている時の周りの環境はどうですか?
たくさんのアンテナを張り巡らせ
楽しいことが大好きな子供は
テレビがついている、おもちゃが近くにある環境は
食事だけに集中できません。
また、子供が食事している最中に
周りでバタバタ動いてしまうと
子供も落ち着かないのです。
②身体に合った机と椅子
次に、子供が座っている椅子と机のサイズです。
家庭によってローテーブルやダイニングテーブルと
机の高さは様々だと思います。
ポイントは子供用椅子です。
高さは子供の座高や腕の動きなどに合わせて
食べづらくない高さに合わせます。
そして足が浮いてブランブランの状態だと
足が揺れて落ち着かず、
食べることに意識が行きにくくなります。
床に足の裏がしっかり着いている状態。
高い子供椅子の場合は
足置きに着いている状態で座ることで
身体が安定し食事しやすくなります。
背中に隙間が空くようでしたら
クッションを入れたり
牛乳パックを3つほど並べて
背もたれを作ってあげると良いですよ。
背筋も伸び、体幹ができると正しい姿勢も
自然と身につくようになります。
床や足置きに足が届いていない時は
届くようになるまでは
その隙間に合わせて切った牛乳パックで
簡易の補助板を作っていました。
保育では牛乳パック大活躍です!!
③子どもが使いやすい食器
食器はいろんな物がありますが
スプーン、フォークを使う時は
浅い器はこぼれやすく食べにくいです。
4㎝ぐらいの深さがあるものは、すくいやすいです。
さらに、器の上のふちが内側に曲がり
少しくぼみがあるものは、より使いやすい器です。
ご飯を食べる時に食べにくいとイライラして
食べることも嫌になりますが
スムーズに自分で全部食べられた達成感は
子供の食べる意欲を伸ばす力になります。
いかがでしたでしょうか?
やってもやっても終わらない家事に追われて
先に食べててね!と言いたくなるもしれませんが
食事時間の目安30分間は
やらなければいけない家事を止めて
子供と一緒に食事したり
隣に座って見守る時間にしてみて下さい。
楽しい環境でこそ食事は美味しいものです。
美味しいからこそ食べたくなるものです。
自分でご飯を食べられた!
今日は全部食べられた!の感覚は
子供はものすごく嬉しいのです。
作った側も全部きれいに
食べてもらえると嬉しいですよね。
お母さん、お父さんが喜ぶ笑顔も
子供の食べる意欲を伸ばす
パワーになっているはずです。
みんなが楽しくて嬉しい
家族団らんの環境を作ってみて下さい。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。