保育種直伝!「ハイハイが大事な理由〜発達過程編〜」

こんにちは!
リボディ魚住の保育士です。
今日は保育士の視点から
子育てに役立つ情報を
お話ししたいと思います!
今回は
「ハイハイが大事な理由〜発達過程編〜」です。
最近はお家事情や社会環境
便利になった世の中などなど
様々な理由からハイハイ時期が短い子供が
増えてきているとも言われています。
そこでハイハイ時期を
しっかり過ごすことが大切な理由を
お話ししたいと思います。
人間の発達段階では
寝返り→ずり這い→ハイハイ→立つと
段階を追って成長していきます。
発達過程を見ていただければ
段階を踏むことが大切な理由が見えてくると思うので
まずは発達過程をおさらいしてみます。
(ステップ1) ずり這い
頭を上げて、おなかを床につけて
腕の力で前進する
→この動きで
首・肩・背中の筋肉がついてきます。
しんどそうな時は仰向けにして
休憩するようにしてあげましょう!
(ステップ2)ずり這いとハイハイの間
膝の屈伸、足指の蹴る力
上肢の力を左右交互に使って
足の指で床を蹴って前進する
→この動きで
胸筋、背筋、四肢筋肉がつきます。
(ステップ3) ハイハイ
両手と膝を床につけ、お腹を浮かせて前進する
首をしっかり上にあげることで
目線が高くなります。
→この動きで
四肢の筋肉、胸筋、背筋がつきます。
(ステップ4) 高ばい
膝を伸ばし、お尻を上げて
手と足の指を使って移動する
→この動きで
足腰、腕の筋肉、背筋、腹筋が強まります。
いかがですか?
各段階で体に必要な筋肉がつき
動きを繰り返すことが
筋トレになり体幹を鍛えています。
体幹は身体の軸なので
立ったときにふらついて歩いていたり
なんか疲れやすかったりする原因を減らすこともできます。
便利な世の中になった分、お家には機械類が多く
危険から守るために
サークル内で遊ばせなければいけなかったり
戸外に出ても
子供がたくさん動けるスペースが減っています。
危険だから遊具が撤去されたままの公園があったり
いろんな道具や遊具を使って
遊びながら成長していく子供にとって
絶好の遊び場が減っているのは
なんとも言えない気持ちになりますね・・・
とはいえ、少しでも丈夫な身体を作れるように
大切な成長過程を知っていただき
子供がその行動をとったときに
少しでも静止させることのないように
見守れる環境を整えてあげられるといいなと思っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
保育士 福浦ゆかり
2023年2月13日 記載
参考文献:発達がわかれば保育ができる! 川原佐公