保育士直伝!「歯磨きが楽しくなる方法」

初めまして。
リボディ魚住の保育士です。
私が保育現場で経験、体験したことが
皆さんの子育てに少しでもお役に立てたらと思い
保育士の視点からお話していきたいと思います。
「保育士の言うことだから絶対!」ではなく
皆さんの育児の参考程度に
楽しんで読んでいただけたらと思います。
今回のテーマは「はみがき」です。
「はみがきをしたいけど嫌がる」という悩みは
たくさんのお母さん達から聞く
子育ての悩みの1つでした。
歯科の医師ではないので
虫歯のメカニズムみたいなのは分かりませんが
保育園で歯磨きの時間を
子供達とどうやって取り組んできたかを
お話しようと思います(^^)
1:はみがきが嫌いな理由
2:はみがきの意味を伝える
3:実際取り組んできた方法
- はみがきが嫌いな理由
私が出会ったはみがきが嫌いの理由は様々です。
乳児の場合は
・口に入ってくる異物感が嫌
・ブラシの部分が痛い
・寝転がされる、動けないのが嫌 などでした。
幼児になると上記に加え
・まだ遊びたい
・めんどくさい
・歯磨き粉が苦い、まずい といった
より具体的な理由が出てきます。
まずは何を嫌がっているのか様子を見てみてください(^^)
お話ができる子供には直接何が嫌なのか
聞いてみるのもいいと思います。
早くしてほしい。
先に終わらせてからの方が楽なのに・・・と
大人は同線を考えて、行動に移せますが
子供は同線よりも、自分で思うがままの行動です。
「まだ遊びたい!」など
意外とそんな理由でそこまで嫌がってたの?って
なることもあるかもしれません(^^)
- はみがきの意味を伝える
言葉にして伝えるということはとても大切です。
2歳児ごろから「どうして」「なんで」と
質問攻めの時期が訪れます。
その時期は様々な情報を吸収し学んでいます。
どうして歯を磨くのか・・・
そもそも、子供は歯ブラシを渡されても
何に使う物なのか
歯ブラシの存在すら初めは分かりません。
赤ちゃんに何も言わずに渡すと
とりあえず口に入れて舐めたり
噛んだりして確かめていると思います。
面白いおもちゃと思う子供もいるかもしれません。
大人がはみがきをしているところを見ていたら
同じように真似して磨く行動をすると思います。
始めはそれで充分ですが
それだと遊びと同じで
飽きてしまうと習慣にはなりません。
歯ブラシの使い方やその行為が
歯を守るために必要であることは
言葉にして伝えてあげてみてください。
- 実際に取り組んできた方法
保育現場では何かをする前は
導入といって、必ず子供達に説明をします。
時に初めての事柄は、
子供達が理解できる内容や言葉で丁寧に説明します。
人形や絵本を使って
使い方や意味を年齢に合わせて伝えたり、
小さな子供には
オリジナルのストーリーを作って
簡潔に分かりやすく伝えていました。
今はテレビ、ネットなど
様々な教材があるのでそれを上手に利用しても
いいと思いますよ(^_-)-☆
実際に磨くときは、歌をうたったり
絵本と同じように進めたりもしました。
童謡の「はをみがきましょう」の歌は
保育現場ではよく使います。
あとは「はしれちょうとっきゅう」という
電車のうたは歯ブラシを電車、
歯を線路に見立てると喜んでくれる子も多かったです。
口をゆすいだ後に流れる水に
「え!うわ!めっちゃ虫バイキンおるやん!」と
一言加えるだけでやる気になる子もいます♪笑
口を開けて寝転んだ時に
うまく唾を呑み込めなかったりして
苦しくて嫌がる子もいました。
そんな時は、まずは座った状態で
はみがき、仕上げ磨きをしてあげていました。
まだ遊びたいからしたくない!の理由には
遊びの終わりの時間や
目安となるものを作って約束するなど
子供に分かりやすく知らせてあげるといいですよ♪
いかがでしたか?
子供は嫌な記憶や思いをした時に
次へ繋げるのが難しい時もあります。
苦手なことを無理強いすると
克服するには時間が必要ですし
恐怖心からかたくなに拒むことがあります。
苦手なこと、嫌なことに無理強いはせず
楽しく誘いかけて行動に移せるように
促せるといいですよね(^^)
余談ですが、6月4日は「虫歯の日」です。
保育現場では
季節の行事を保育の中に取り入れます。
6月は歯の話、虫歯の話をするのには
もってこいの1か月なんです(*’▽’)
幼稚園、保育園に通っているお子さんは
きっと今月は、歯のお話を先生から
聞いて自慢気にお家に帰ってくると思います(^-^)笑
子供が知らない情報を知った時の
誇らしげな顔・・・可愛いですよね♡
6月ではなくても、歯科検診が行われるときは
なぜか子供は必死ではみがきをします。笑
そんな季節の行事にも乗っかって
ご家庭でも子供と一緒に
楽しくはみがき練習をしてみてください!!
とはいっても、今回のはみがきに関しては
歯ブラシを持ったまま遊んだり楽しむことは
怪我や事故にも繋がりますので
そこは大人が楽しみ方に
ある程度の制限もかけながらしてあげて下さいね♡
最後まで読んで頂き
ありがとうございました(^-^)