大阪のプロが解説!産後の膝の痛みの原因と対処法

2019.03.27

説明

「産後から徐々に膝が痛くなってきた」
「膝の曲げ伸ばしがしんどい」
と産後から膝のお悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
妊娠中は感じなかった痛みを感じるようになると、不安になりますよね。

そこで今回は、産後に感じる膝の痛みの原因とその対処法をご紹介します!!

 

 

□産後に感じる膝の痛みの原因

*妊娠中の体重の増加

妊娠中は赤ちゃんがお腹の中にいるため体重が増えますよね。
実は気付かない間に体重の増加が膝関節に負担をかけています。
妊娠中はホルモンの分泌によって痛みが抑えられていますが、産後はホルモンのバランスが変化するため膝の痛みが強く出てきます。

*子育てによる疲労

産後、赤ちゃんの世話をするために立ったり座ったりする動きが急激に増えます。
そのため、妊娠中は座っていたことが多ければなおさら膝に負担をかけることになります。

*骨盤の緩みによるダメージ

出産に向けて産道を広げるためにリラキシンというホルモンが分泌されます。
リラキシンが分泌されることによって靭帯や関節が緩みます。
そのため、産後は骨盤や関節がしばらく不安定な状態となり、膝の痛みの原因になるのです。

 

 

□対処法

*膝の運動をする

椅子に座って膝の曲げ伸ばしをして、膝の運動をすると膝の痛みの解消に効果的です。
また、太ももの前面にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」を鍛えることで、前もって膝の痛みを予防することもできます。
また、痛いところをマッサージしてコリをほぐすことも大切です。

*栄養の取れた食事を心がける

膝の痛みの改善には、不足しがちな栄養の取れた食事も大切です。
軟骨の材料となるコラーゲン(魚の皮、鳥の手羽など)、コンドロイチン硫酸(山芋、おくらなど)、グルコサミン(エビやカニなど)を積極的に取るように心がけることをおすすめします。

*骨盤矯正する

骨盤矯正は、左右の骨盤の緩みを整えます。
骨盤が正しい位置にあることで、膝の負担も和らぐ効果が期待できます。また、リラックス効果も期待できるため、日ごろの疲れを癒してくれます。

 

 

□さいごに

今回は、産後に感じる膝の痛みの原因とその対処法についてお伝えしました。

「妊娠中の悩みから解放されたと思ったら次は産後の悩み…」と後ろ向きになってしまうこともあるかもしれません。しかし一つ一つの悩みをしっかりと解消して、安心して子育てに専念することが大切ですね。
今回の記事が、産後の膝の痛みでお悩みの方のお役に立てたら幸いです。